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京都大

立て看攻防持久戦に 学長や市長皮肉るものも

京都大吉田キャンパス北西側の石垣に登場した立て看板。規制を疑問視するビラなども貼られている=京都市左京区で2018年5月25日、菅沼舞撮影
京都大吉田キャンパス内の総合研究8号館西側に設けられた立て看板の指定場所=京都市左京区で2018年5月25日、菅沼舞撮影

 京都大が本部のある吉田キャンパス(京都市左京区)周囲の立て看板規制で2回目の強制撤去を実施してから1週間。規制に伴い、キャンパス内に正規の設置場所として新設されたスペースにはサークルの立て看板などが立ち始めた。一方、キャンパスの外側の北西の石垣には強制撤去にあらがう立て看板も登場し、学生や通行人の注目を集めている。凝ったイラストや、規制の根拠となった屋外広告に関する市条例を念頭に門川大作市長へのメッセージなど。規制反対を訴える学生らと大学当局の攻防は持久戦に入っている。【菅沼舞】

     北西側の石垣に新たに登場したのは、ゴリラ研究で知られる山極寿一学長を皮肉ったと見られるイラストがあしらわれた大型の立て看板。「自由(タテカン)対統制(ゴリラ)」というメッセージがある。その横には、白地に黒い文字で「門川はん、いけずやわぁ」と書かれたシンプルな立て看板があり、道行く人が写真を撮影していた。

     また、東大路通に面した石垣には、大学当局が早朝や休日に撤去したことを批判しているのか、「雨の日曜日に職員を休日出勤させタテカンを撤去させるブラック企業京都大学正門はこちら」と矢印が書かれた立て看板もある。一方、警備員が常駐する南側の正門前には規制に反対するビラが貼られている程度で新たな立て看板はない。

     京大がキャンパス内に設けた指定置所には、定期演奏会のお知らせやサークルの立て看板が少しずつ立てられている。京大の規定では学長が承認した団体にしか設置が認められておらず、「非公認団体にも表現の権利を」と書かれた看板もあった。

     京大の立て看板規制を巡っては、卒業生の弁護士有志や市民団体が京大や京都市に規制や条例の見直しを求めるなど、反対の動きが学外にも広がっている。

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